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どこかへ向かって歩き続けます。

新専門医制度、1年延期

 

2018年度を目途に

 すでに報道されている通り、2017年度からの導入に向けて急ピッチで準備を進めてきた新専門医制度が「2018年度を目途に一斉にスタートする」方針となりました。2017年度については、研修医や国民の混乱を回避するために、既存の各学会に責任を持って制度を運営してもらう、とのことです。

 今回の方針決定には、各専門領域の募集定員の問題が関わっています。全19領域の専攻医の募集定員の合計が約1万9000人となり、後期研修医の過去採用実績の約8000人の2倍以上となることから、専攻医が都市部に集中する懸念がある、とのことでした。

 各学会の思惑もありますが、将来の需要予測をふまえた調整には時間が必要でしょう。

 

総合診療領域は?

 新たに基本診療領域に加わる総合診療専門医についても、2017年度の正式な実施は差し控えることが決定されています。

 ただし、既存の学会がないため現状では機構で制度設計を行っておりますが、研修医の混乱を回避するため、新たな方策を考え、暫定的な措置について早急に検討する、と発表されています。

 2017年度の暫定的な措置については、日本専門医機構からの公式情報を待ちたいと思います。

 

武蔵野家庭医療プログラムは募集中

 ひきつづき、従来の家庭医療後期研修プログラム「武蔵野家庭医療プログラム(ver.2)」は募集しております。

 よろしくお願いいたします。

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